スラムダンク

【映画スラムダンク】の考察について解説『THE FIRST SLAM DUNK』

7月 23, 2023

映画『THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファーストスラムダンク)』の考察について解説します。

考察①「THE FIRST」の意味

さて、まずこの映画で気になる点は「スラムダンク」の前についた「THE FIRST」の意味ですよね。

様々な情報からまとめると以下の4つの候補が挙がっておりました。

  • スラムダンクを知らない人には初めて観た「初めての=THE FIRST」
  • スラムダンクを知ってる人には、こんなスラムダンクは初めて観た「初めての=THE FIRST」
  • 今までの中でも最高のスラムダンクという表れ「最高の=THE FIRST」
  • 「THE SECOND」などのように2部作3部作と続きが描かれるため「第1部作=THE FIRST

作品の中でも明確に明かされているわけではなく、映画を鑑賞したそれぞれのファンがそれぞれの解釈をしております。

おそらくすべてが当てはまるように「THE FIRST」をつけたのではと感じられました。

考察②山王戦でリョータが赤と黒の2種のリストバンドを着けた理由とは

結論から言いますと、

おそらくバスケプレイヤーとして憧れだった兄ソータの死を抱き続ける後悔の念からこのリストバンドをつけているのではないかと推測されます。

もう初っ端からなんとなく察しはついていましたが、赤のリストバンドは兄ソータのものだったことが明らかになります。

原作では、海南戦では白のリストバンドをつけていましたが、この山王戦ではしっかり赤と黒の2種のリストバンドを着けていました。

もし、このころからこういったシナリオは考えられていたのでしょうか?だとしたら本当に鳥肌が立ってしまうほどスゴイ事です。

リョータがインターハイを終え、家に戻った時、赤のリストバンドを母に渡します。

そして、ラストに描かれるリョータが再び沢北とマッチアップするシーンでは、リストバンドを付けておりませんでした。

この理由にも何か意味があるのかもしれませんね。

考察③バイク事故後に沖縄へ行った理由

それは、バイク事故により家族を悲しませてしまったことを反省し、兄ソータとの思い出を振り返るために沖縄の秘密基地に行ったのではないかと推測します。

秘密基地にはソータが書いた「山王高校に勝つ」という文字が刻まれたバスケの雑誌があり、そこで過去を振り返ります。

兄であるソータがきっと立つはず、立ちたかったであろうコートにリョータが立つことができ、

実際にソータの目標である山王高校に勝ってしまうという、見事なストーリー展開が描かれております。

当時、ソータがその雑誌を見ているとき「ソーちゃん(兄ソータ)はこの高校に入るの?」とリョータが聞くと

それに対してソータは「山王高校に勝つ方が面白い」と返し、「打倒!山王工業」と意味を込めて雑誌にマジックで書き足したものでした。

この雑誌を見たことにより、リョータは兄ソータの目標「打倒!山王工業」を目指したと思います。

考察④ラストでリョータがアメリカへ行った理由

なぜ、ラストにアメリカへと渡り、沢北とリョータの日本人選手対決というマッチアップを実現させたかという理由には

実在する“ある選手”の存在があってこそではないかと推測されます。

それは、日本人プロバスケットボール選手であり、“日本で初のNBAプレーヤー”となりました『田臥勇太』選手の存在ではないかと言われております。

実は、リョータは身長が「168cm」であり、山王戦の最中にも「身長の壁」という現実を突きつけられてましたね。

劇中で、安西先生の「今さら何を恐れることがある?子供の頃からずっとそうだったでしょう」という言葉によって

再び闘志を取り戻し、ドリブルなど低身長を活かすプレイスタイルを極めていったのではないでしょうか。

しかし、劇中では沢北がアメリカ行きの飛行機に乗る姿を描かれたのに、リョータがアメリカへ行くような描写はなくラストシーンいきなりの描写には驚きました。

これは、続編があるんじゃないかという終わりにも見えたので期待しちゃいます。

考察⑤主人公を宮城リョータにした理由

桜木が主人公と思っていたファンには度肝を抜かれたのではないでしょうか。

これは、原作者である井上先生が「連載時、リョータの描写を描き切れなかった心残りあった」というのが始まりではなかったのでしょうか。

おそらく、リョータの過去や人間性など考えていたけど描写するタイミングがなく実際描くことが出来なかったんだと推測されます。

この映画で、考えていたリョータの過去などを盛り込んだ作品にしたのではないでしょうか。

本作「THE FIRST SLAM DUNK」の主人公が宮城リョータであったことは本当に多くのファンを驚かせたことでしょう。

実はリョータは怖がりで「精一杯平気なフリをしていた」という裏側父と兄を亡くすという重たい過去を持った人物であることが分かり、よりスラムダンクの物語に深みを与えてくれました。

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以上が、映画『THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファーストスラムダンク)』の考察についてでした。

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1,映画「THE FIRST SLAM DUNK」の解説

1990年から96年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、現在に至るまで絶大な人気を誇る名作バスケットボール漫画「SLAM DUNK」を新たにアニメーション映画化。

原作者の井上雄彦が監督・脚本を手がけ、高校バスケ部を舞台に選手たちの成長を描き出す。

湘北高校バスケ部メンバーの声優には、宮城リョータ役に「ブルーロック」の仲村宗悟、三井寿役に「ガンダムビルドダイバーズ」の笠間淳、流川楓役に「ヒプノシスマイク」の神尾晋一郎、桜木花道役に「ドラえもん」の木村昴、赤木剛憲役に「僕のヒーローアカデミア」の三宅健太を起用。

1990年代のテレビアニメ版も手がけた東映アニメーションと、「あかねさす少女」のダンデライオンアニメーションスタジオがアニメーション制作を手がける。

ロックバンドの「The Birthday」がオープニング主題歌、「10-FEET」がエンディング主題歌を務め、作曲家・音楽プロデューサーの武部聡志と「10-FEET」のTAKUMAが音楽を担当。

2022年製作/124分/G/日本

映画.com

2,見どころ(おすすめポイント)は?

見どころ①:心臓バクバクオープニング演出

はじまりは宮城リョータの知られざる過去が冒頭にて描かれます。

はじめての人には「スラムダンク」への期待が高まる中、渋いベースラインに乗せて、山王工業戦のコートへ向かいます。

そして、The Birthdayの「LOVE ROCKETS」とともにオープニングが始まります。

この時のリョータから順番に並び立つ湘北のメンツ5人がゆっくり歩いてくる線画での演出がもう心臓バクバクでした。

ロックな歌詞と曲調が見事にハマってて、そして湘北チームの前には山王工業のメンツが並び立つ。

初見時では「おぉ!山王戦かぁ!」と興奮すること間違いなしですし、何回観てもかっこよくて心掴まれるオープニングになってます。

また、劇中とエンディングでは10-FEETの「第ゼロ感」があまりにもドハマりしすぎていて「第ゼロ感」もスラムダンクと言えばというくらいのインパクトある曲になってました。

見どころ②:後半戦ラスト10秒の逆転

宮城リョータのドリブル突破から、怒涛の攻撃を仕掛ける湘北高校はついに逆転をします。

ラスト10秒、そこからセリフは一切なく、両チームの激しいプレイシーンが見事に表現されております。

スクリーン内では「シーン」と静寂の中に響く鼓動の音。

音だけの演出がより臨場感を増大させ、両チーム逆転からのまた逆転の繰り返し。

ほんとに瞬き厳禁の瞬間なんですよ。

ラストの桜木シュートから、流川と桜木の感動ハイタッチでようやく「パチーン!」の音が戻ります。

このシーンの映像があまりにも素晴らしく感動させる。

その緊張感に息をするのも忘れて映画に引き込まれそうになる演出は本当に天才です。

3,みんなの評判は?

映画「THE FIRST SLAM DUNK」は世間でも話題になりました。

もう何回観に行っても面白い!

感動あり。臨場感あり。緊迫感あり。

最高の作品に仕上がってます。

まとめ

映画「THE FIRST SLAM DUNK」の考察について解説しました。

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